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岡山県津山市|中国HW院庄ICより5分 新鮮農産物とお食事、そしてモビルスーツ ! 津山市 道の駅「久米の里」

道の駅久米の里

久米の里といえば、ガンダム

久米の里にそびえ立つ巨大モビルスーツ

身長7メートルの巨大モビルスーツは、津山市在住の中元正一さん(1964年生まれ=完成時35歳)が自ら設計書を描き、製作者 中元正一氏たった一人で製作したもので、コックピットに人間が乗り込んで歩かせ、さまざまな作業を行うことの出来る二足歩行型有人汎用機械をコンセプトに、7年間の作業期間を経て1999年(平成11年)12月に完成させたものです。
中元さんは、地元の工業高校を卒業後、自動車メーカーに技術者として勤務していましたが、今やらなければとモビルスーツの製作について両親を説得し、故郷に戻り毎日の仕事の合間に制作を続けたそうです。

  • Zガンダム
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制作者:中元正一さん

もともとガンダムマニアやアニメファンではなく、ものづくりが好きな青年で、小説のZガンダムを読んで挿絵の格好良さにしびれ、作りたい衝動をどうしても止められなかったとか・・・。

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Q1:製作した動機はなんですか?
巨大ロボットへの憧れというのは小さい頃からありましたし、ものづくりに生きてきた自分にとっては、つくり甲斐のあるものと思い挑戦しました。
Q2:このガンダムはスケールモデルではないそうですが?
設定からすると3分の1スケールぐらいになりますが、これはZガンダムの形をした二足歩行型有人汎用機であり、このスケールがベストと考えています。
Q3:二足歩行型有人汎用機械とは?
人間が乗って操縦しさまざまな作業に対応できることを目的とした、いわゆる万能機械です。人間と同じように手足を使って作業したり、移動できるということから人間の力を増幅する機械ともいえます。
Q4:なぜガンダムのデザインに?汎用機械なら外観にこだわらなくても良いのはなぜか?
全く新しいデザインは思いつきませんでしたので、既にあるものを使わせていただくことにしました。そこで模型雑誌に掲載されていた「藤田一己版Zガンダム」が大変気に入りました。 また、直線的なデザインは加工もし易いと考えた中で、巨大ロボ、SFメカで育った自分としてはなんとしてもこの形で実現したいと思いました。
Q5:Zガンダムならば、フライイングアーマー、シールド等の装備は?
二足歩行を目指すにあたっては、なるべく軽量に作りたかったので荷物となる装備は不要でした。また、平和利用のため武器も必要ありませんでした。
Q6:なぜこの大きさに?
1、中に人が乗ることが出来る。2、Zガンダムの形を崩さない。3、作ることが可能である。これらの条件から、全高は約7㍍と決定しました。これより小さければ人間が乗って操作できなくなり、大きくすれば強度、運動性、動力などの問題はさらに増します。また、自分の力ではこの大きさが限度でした。
Q7:構造はどうなっているのですか?
鋼鉄製の骨格に、FRP(繊維強化プラスチック)の外装、脚部は動かせるように、片足6箇所の関節があります。動力発生源のモーターポンプ、オイルタンクはふくらはぎの部分にあります。
Q8:動力は何ですか?
電動モーターで油圧ポンプを回転させて発生した油圧により、各関節に組み込んだ油圧シリンダーを動かします。なお、電源は内蔵バッテリーではなく外部からの供給が必要となります。
Q9:操作方法は?
コックピット内にある制御弁を手動操縦して操縦します。レバー1本がひとつの関節に対応しておりますが、将来的には自動制御となり操作も簡単になると思います。また外部の様子はモニター画面で見ることになります。
Q10:実際に動くのですか?
現状では動きません。電気配線を行い作動油を入れれば脚を動かすことは可能であると思いますが、本体の支持金具を取り外し歩けるかどうかやってみないと解りません。また、転落防止の設備の問題もあり残念ながら動かすところまでには至っていません。

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